Australia-Japan Student Film Forum
フィルム作品で国際交流を!
CINE VIS CINEMAでは、第4回(2004年度開催)より、映画製作を通しての国際交流として、オーストラリアで映画製作を学んでいる学生さんたちの作品を招待上映しています。
さらに、2005年より、CINE VIS CINEMAの応募作品の中から1作品を推薦、毎年シドニーで開催の映画祭Australia-Japan Student Film Forumで作品を上映しています。
Australia-Japan Student Film Forumは、オーストラリア国営映画学校(The Australian Film, Television & Radio School)、シドニー工科大学、アデレート大学などの大学で映画製作を学ぶ若手監督たちの作品の中から選りすぐられた作品が上映されています。その完成度の高さはすばらしく、たいへん勉強になります。
Australia-Japan Student Film Forumで上映された作品には、第77回アカデミー賞の短編アニメーション部門にノミネートされたオーストラリア国営映画学校(The Australian Film, Television & Radio School)のセジョン・パグ監督作品「Birthday Boy」(CINE VIS CINEMAでは第4回で上映/2004年度CINE VIS CINEMA特別賞)などがあります。また、卒業後に製作された若手監督たちの作品は世界各国の映画祭で高い評価を得た優秀作品が多いと聞いています。
The Australian Film, Television & Radio Schoolの教授陣は、現役の著名な映画製作のプロフェッシナルでもあります。
CINE VIS CINEMAから推薦した作者も、このような環境を体験できるだけでも、今後の製作活動にプラスになり、大変有意義なものとなっていくと確信しています。
4th Australia-Japan Student Film Forum
2005年度 4th Australia-Japan Student Film Forumに、第4回CINE VIS CINEMA INTER NATIONAL FILMFESTIVALで上映された西谷龍二監督作品「モートラ物産音楽隊」を推薦、西谷龍二さん自身も現地入りし映画祭に参加しました。日本国内での自主映画環境においては、交流のチャンスがなかなかない海外の商業映画製作にたずさわるプロフェッショナル、専門的に映画製作に取り組んでいるオーストラリアの国営映画学校をはじめとする各大学の同世代の仲間、また、一度プロとして活躍されながらも再度大学で映画製作を勉強をし続ける方々などと交流することができました。この経験は、西谷さんにとって大変貴重なものであり、今後の映画製作活動においてさらなる意欲と励みにつながったようです。帰国後、西谷さんは、初の35mm映画に挑戦するため脚本の執筆と資金集めを開始しています。
宇賀神さんは、日本映画学校で石川先生のもとアニメーションを学ばれ、その集大成としての卒業制作作品「月から落ちてきた うさぎ」が、4th Australia-Japan Student Film Forumで上映されました。「月から落ちてきた うさぎ」は、クレイ・アニメの作品で、その中で活躍したフィギアも現地で展示され、その繊細な作業で作製された人形たちは、注目の的でした。
5th Australia-Japan Student Film Forum
2006年開催の5th Australia-Japan Student Film Forumに、CINE VIS CINEMAから渡邉俊朗監督作品「アコガレノコエ」16mm/27 min.(欧文タイトル:「VOICE」)を推薦、渡邉さんも現地へ。
CINE VIS CINEMAは、毎年、オーストラリアのシドニーで開催されている映画祭のAustralia-Japan Student Film Forum(豪日学生映画フォーラム)からのお誘いで、2004年度より参加協力しています。毎年日本からは日本映画学校の卒業制作作品とCINE VIS CINEMAに応募された作品の中から数作品を推薦、現地の各大学の優秀作品と合わせ上映されています。この映画祭のグランプリ作品には、CINE VIS CINEMA同様、コダック社よりトロフィーと賞金が贈られています。